2008/05/22

果報は死んで待て

チン人のある難民申請者が、渋谷のラーメン屋で働いていると、入管の職員が押し掛けてきて、彼の仮滞在許可証を見るや、「働くことまかりならん」と。

解雇された彼は、さっそく品川の入国管理局に行って入管職員に質問した。

「自分が難民申請をしてもう9ヶ月にもなるが、未だに何の判定も出ていません。それなのに働いてはいけないといわれました。いったいどうすればいいのですか」

入管職員は答えた。

「待ちなさい」

ああ、時はすべてを癒してくれる偉大な癒し手なり! だが、待っている間に餓死してしまったら、時といえども癒しようがないのである。

(詳しくは以前の投稿「もっとリアリズムを」参照)