2010/04/14

とばっちり

送金偽装詐欺事件がだんだん不穏な感じになっている。

被害者たちは報復を怖れて相変わらず警察にも弁護士にも訴えないという泣き寝入りの方針を堅持しているとのこと(ひとりのビルマ人被害者が被害届を出そうとしているらしい)。

加害者のSは被害者たちが家に詰め寄せてもドアを開けず、かえって「自分の命が危ない」と警察を呼ぶ始末。Sの自宅に集まった被害者は、警官たちがやってきたのを見て「日本の警察は詐欺師の手助けをする」と憤慨したとか。もっとも、これは被害届を出さないのがいけない。

被害届を出して、事件を公にしなかったせいで、あらたに名古屋在住のビルマ人が詐欺の被害にあったという。事件の被害者はこのまま増え続けるかもしれない。

Sの夫の身内も日本にいるため、Sが1人でやったのではなく、その背後でSの身内が操っているのではないかという噂が広がっているとのこと。そのせいで、その身内は迷惑を被っているばかりか、身の危険まで感じているそうだ。

つまり、Sの代わりにその身内を締め上げてやろうなどという人が現れかねない状況なのだという。その身内の関係者にいわせれば「わたしたちはSの水一杯も飲んだことないのに、なんでこんな危険な思いをしなくてはならないのか」とのこと。