2010/06/14

2010年の選挙に反対するグローバル・キャンペーン(1)

2010年のビルマ軍事政権の選挙に反対するグローバルキャンペーン(The Global Campaign Against Burma's 2010 Military Elections)の一環として、6月13日午後1時から、豊島区立健康プラザ7F会議室で、在日ビルマ民主化活動家による信任投票集会が行われた。

信任投票集会というのは、民主的な選挙と軍事政権による選挙のどちらを求めるのか、ということを投票によって意思表示しようというもの。

投票用紙は、この日用いられたものとは若干異なるが、似たものをグルーバルキャンペーンの日本語版オンライン署名のサイトで見ることができる。B5の紙にスーチーさんの顔とタンシュエ大将の顔の写真が上下に並べられていて、スーチーさんの横には「本当の選挙」、タンシュエの横には「軍の選挙」と書かれていて、それぞれの選挙の特徴も記されている。この顔の横にある升目にチェックを入れる仕組みだ。

どちらにするかといわれれば、スーチーさんのほうに決まっている。そんなわけで、もともと結果のわかりきっているこの投票は、政治的な意思表示以上のものではない。

もちろん運動としてはそれでよいのだが、こんなわかりきったことをやるために、300人以上もの人が集まって、箱に紙を入れる行為に何らかの生産性があるのかは、意見の分かれるところだろう。