2010/12/31

炎上

昔は炎上といえば金閣寺で決まりであったが、近頃ではもっぱらブログのそれをいう。

わたしのブログは、慎ましいわたしの性格を反映してやはり慎ましやかなものであり、そうした「ネット事件簿」的なものとは無縁である。

と思っていたら、実は燃えかかっていたんだって!

なんでも、ビルマのあるキリスト教徒の方々が、わたしの書いたものを読んで激怒したそうだ。なんたるデタラメ、と。それで、日本及び世界各国のビルマ関係者に声明文を出そうということになったらしい。「このけしからんブログは嘘ばっかり書いてあるから信じるな」と。

さいわい、ある人が思いとどまるように説得してくれたという。わたしが知らぬうちに火を消し止めてくれていたのだ。

仏教の説話に、自分の家に火がついているのにそれに気がつかずにのうのうと暮らしている、というようなのがあったと思うが、まさにそれだ。

ちなみに、怒りを買った箇所についてだが、話を聞く限りでは、事実関係の誤りというよりも、誤解、読解の誤りに基づくもののようだ。日本語を読み慣れない人にはわかりにくい表現だったのかもしれない。なんにせよ、今のところは怒っている人々の意見を聞くことができないので、とりあえず削除してある。

さて、今年の更新もこれで終わり。お読みくださった方々、どうもありがとうございます。

「火の用心!みなさん、くれぐれも火の元にはお気を付け下さい!」

この含蓄ある言葉をもって、年末年始のご挨拶に代えさせていただきます。