2011/04/22

いけないボランティア

聞いた話によると、難民認定申請中のビルマの人が入国管理局にこんなことを言われたとのこと。

「あなた、被災地に行って被災者のボランティアをしないの?」

入管の人が本気で言ったのか、冗談で言ったのか、あるいは、何かの言葉の面で誤解があるのか、そのあたりはわからない。だが、なんにせよ、このせいで、少なくとも一部の難民認定申請者が考えはじめちゃった。「被災地のボランティアに行かなければビザが貰えない」、いやもっと踏み込んで「被災地のボランティアに行けばビザが貰える!」と。

「不純な動機」というやつ。

しかし、本当に入管が真面目にそんなことを言ったのだとしたら、これこそ「余計なお世話」というやつだ。

【追記】

その後の情報では、入管がこのように言ったのは、難民認定申請者ではなく、すでに在留を許可されている人にだったとのこと。それが、難民認定申請者の間で誤って広がったということらしい。(4月25日)