2012/05/29

デヴィッド・ターカボウさんを囲む会(4)

挨拶もそこそこに乾杯となるのかと思っていたが、そんな感じではなく、もっと格式張ったものだった。

デヴィッドさんをわざわざいったん居酒屋から出して、おごそかに入場する感じにしてた。女性が花束渡す。KNU日本代表のモウニーさんは敬礼してる。

それから、主催者側の挨拶、参加者(出入りがあったので分からないが、60人ぐらいではなかろうか)の自己紹介があって、デヴィッドさんの話が始まった。これが長くて1時間ぐらい続いた。もっとも、みんな熱心に聞いている。カレン民族の最高の指導者の演説なんて滅多に聞けるものではない。ただし、眠そうな人、いやはっきり言って寝ていた人もいたが、これはしょうがない。仕事をなんとか抜け出してやってくる人もいるのだから。

話の内容はもちろん政治的なもので、ビルマの現状、連邦主義の話題が出ていた。まだビルマは安全ではない、ということも言っていたそうだ。

カレン人の偉い政治家が演説をするとき、けっこうくだけた感じで、とぼけた冗談を織り交ぜながら話すこともあり、聴衆はおおいに楽しむが、デヴィッドさんはそんな感じもなくいかにもまじめな話し振りだ。2008年2月に暗殺されたKNU事務総長パドー・マンシャさんも似たような印象だった。

演説の後は、みんなで鍋をつつきながら懇談会。デヴィッドさんと話したり、並んで記念写真を撮ったり。デヴィッドさんが帰ると、残った人たちでさらに飲んだ。騒いだ。お店の人、すいませんでした。

 在日カレン人の活動家モーミントゥさん(KNU-Japan)制作の当日のスライドショー