2013/02/07

融和派と強硬派

「KNUコングレス」でも書いたように、KNUの新指導部としてビルマ政府との融和派が選ばれ、これが非常にカレン人の間で評判が悪いということであるが、この選挙について次のような話が流布している。

1)KNUコングレスの開催地で大いにもめたのは、融和派が自分たちの土俵に相手方を引き込もうとしたためである。結局、融和派の意見が通った。

2)融和派と強硬派の決選投票とならないように、選挙において融和派は不正を行った。これは強硬派に非常に人望のある候補がいたため、決選投票となると強硬派が勝つことは明らかだったからである。

3)融和派は選挙後直ちに投票用紙を焼却処分し、強硬派が不正に対する抗議を行ったときにはもはや証拠はなかった。

これらは、本当のことかもしれないし、何か誤解があるのかもしれないし、あるいは単なるデマかもしれない。

しかし、現在の状況においてカレン人が現KNU指導部をどのように見ているかを示すという点では、ひとつの事実といえ、それゆえここに記録するのである。