2013/04/02

中古車販売

移動のさいに、車を運転してくれていたのは、BRSAの役員Nay Myo Aungさんの娘さんEiさんのご主人でNyiさんで、彼自身、中古車の輸入代行業をしている。

そんなわけでヤンゴンの車事情についていろいろ話しを聞くことができた。

ヤンゴンの大通りのあちこちには中古車のショールームがある。彼もこうしたショールームを持つことが夢だが、なかなか難しい。ヤンゴン市内のある通りにトラックがびっしり並んで駐車しているところがあるが、これは路上のショールームとでもいうべきものであろう。

Nyiさんの場合は、買い主からの注文を受けて中古車を探し、その輸入手続き代行をするというもので、こうした形態の仕事をしている人は多い。在日ビルマ難民でも似たようなビジネスをしている人もいる。


ショールームなどの場所代などの経費がかからないのが利点だが、顧客を見つけるのが難しい。

それで景気のほうはどうかといえば、少し停滞気味だという。というのも、ビルマ政府が最近、車の輸入に関して2007年以降の年式ではなくてはダメと制限を設けたためとのこと。

この制限は、渋滞緩和と環境への負荷の軽減を狙ったものではないかと思うが、いずれにせよ、これまで朝令暮改を繰り返して来た政府への不信もあって、人々は買い控え傾向なのだという。せっかく買った車が政府の急なお達しで路上に出られなくなってはつまらなかろう。

現在の政府をビルマの国民がどう見ているかの一例である。