2013/04/07

ギャグ数回分……

3月10日、日本のアイドル・グループであるBerryz工房がヤンゴンの「ジャパンフェスティバル2013 in ミャンマー」に出演した。

インターネットの記事によれば「エンターテインメント産業の日本代表としてミニライブを行」ったとのことで、「エンタメ大使」というのもこれに基づくのであろう。

Berryz工房というのは、2004年に結成されたつんく♂プロデュースのグループで、現在7人のメンバーで活動している。

その内の1人である嗣永桃子は最近テレビでもよく見かける。

アイドルといえば、在日カチン人の女性がアウンサンスーチーさんの来日に関して、次のように語ったのが忘れられない。

「スーチーさんは、そう、アイドルみたいなものでしょう、日本政府にとっての」

カチン人がこのノーベル平和賞受賞者をどのように見ているか端的に表す言葉で、そこには、スーチーさんがビルマ政府のカチン人への攻撃を「黙認」し、停戦のための働きかけを放棄していることへの失望と怒りが込められている。

もちろん、カチン人もはじめはスーチーさんに期待していた。しかし2011年6月の戦争の再開以後、外遊先における彼女の沈黙に、あたかも「付き合ってるのに片思い」であるかのような失望を感じたのである。

もっとも、それはカチン人だけに限ったことではなく、彼女のモンユワの銅山の問題への対応や、政治的リーダーシップのあり方を巡って、1988年の民主化運動を支えた「スッペシャルジェネレ〜ション」たちから、「蝉」の鳴き声のごとき批判がわき上がっている。

ビルマのみならずアジアの「ヒロインになろうか」というほど、いまなおスーチーさんの人気は高いが、それも今後の言動いかんにかかっているといえよう。

今回の来日をひとつの好機として、日本にいるカチン人のみならず、平和を願うものみなが、スーチーさんを「大きな愛でもてなして」あげたく(おっと間違えた)なるように、彼女はすべてのカチン人に対してやはり「許してにゃん」と言うことから始めるべきではないだろうか。

しかし俺は……なにを言っているのか……