2014/01/30

追悼礼拝

友人である在日カチン人難民のお母さんがヤンゴンで85才で亡くなり,その追悼礼拝が1月26日の日曜日,早稲田の東京平和教会で行われた。

20年以上も会う機会がないまま,別れが訪れたのだ。

礼拝には多くのカチンの難民たちが集まり,すでに経験したか,これから経験するであろう悲しみをともにしていた。

礼拝では故人の経歴が語られ,それによると小学校の先生として精勤されたほか,カチン女性協会の重鎮として長年活動されたそうだ。

わたしが礼拝に出席したのは,もちろん「喪主」が親しい友人であるからだが,そのお母さんにも去年の2月にヤンゴンでお会いしている。

彼はビルマに発とうとするわたしにこう言ったものだった。

「ああ! お母さんに会ったら,わたしのかわりに抱きしめてあげてください……」

忘れがたい言葉だ。

わたしはサンチャウンの家に行き,お母さんとやはり高齢のお父さんに会ったが,どうしたらいいか分からなかったので,結局抱きしめなかった。

追悼礼拝の様子。

カチン語の賛美歌

礼拝後の食事。カチン料理。