2014/10/31

ミャンマー家庭料理 シエル

大塚駅周辺には何軒かビルマ料理のレストランがあるが、そのうちのひとつが「ミャンマー家庭料理 シエル」だ。

ホームページを見れば分かるようにスナック風のつくりだが、本格的なビルマ料理を出す店だ。

この店の名物といえばなんといってもチェーオーで、これは豚のモツの入った麺でビルマの定番料理の一つだ

わたしが聞いた話では、この料理はヤンゴンのとあるレストランで生まれたもので、そう歴史のあるものではないらしい。

それはともかく、このシエルのチェーオーが最高と言ってはばからぬ日本人の常連がおり、店のホームページも その人が作成している。

お店を切り盛りするのはミミさんというビルマ人女性で、わたしの古くからの知り合いだ。

わたしは2006年に在日カレン人とともに海外カレン機構(日本)OKO-Japanを設立したが、カレン人の血を引くミミさんも設立まもない頃にメンバーとなったのだ。

その後、彼女は難民認定申請を通じて在留資格を得たわけだが、同じグループのメンバーがこういうお店を開き、成功させているということは、とてもうれしい。

ホームページにも記されているようにミミさんはお店を休んでビルマに一時帰国していた。十何年ぶりの帰国ということで、ビルマの現状についての印象を聞いてみたが、あまり肯定的なものではなかった。

なんでもヤンゴンの食べ物がまずくなっていたということで、これはミミさんばかりでなく他の人もよく言っている。

そのうちシエルのチェーオーが本当に最高になるかもしれない。

シエルの看板

 チェーオー発祥の店とかいうところのチェーオー。
ヤンゴン、2004年。