2014/10/24

子宮と仮放免

この間、品川の入管に行った。現在、四人のビルマ難民が収容されているようで、そのうちの三人がBRSAの会員なので、 三人に面会した。

ちなみに、牛久のほうでは今収容されているのは二名程度で、いずれにせよ、ビルマ難民に関して言えば収容されている人はほとんどいないといっていい。2006〜2008年ごろには牛久に百人ものビルマ難民が収容されていたこともあることを考えると、まったく悪くない。

わたしが品川に行ったのは10月22日のことで、冷たい雨が降っていた。

ちょうど外の敷地で、牛久の会の田中さんたちが難民の収容に抗議していた。「難民を収容するな」とか「仕事をさせろ」とか書かれた幕をもっている人には、その難民らしき人もいる。

ビルマ難民以外の難民は、相変わらず、厳しい状況のままというわけだ。

だが、ビルマ国内の政治状況と日本政府との関係によってはまた今後ビルマ難民の収容がぶり返さないとも限らないのだから、他人事とも言えない。

心強いのは、入管の収容に反対する人がたくさんいるということで「全件収容主義と戦う弁護士の会 ハマースミスの誓い」というものもできた。10月28日に設立総会をするそうだ。

わたしは面会したり、仮放免申請することぐらいしかできないが、こうした動きにとても期待している。

わたしが面会したBRSA会員のうちの一人は、12月に出産を控えた妻を残しての収容生活だ。

わたしはこの日、その彼ともう一人の会員のために仮放免申請したが、父親が赤ん坊より先に娑婆に出てこれるかどうかは微妙な情勢だ。