2014/11/27

増える難民、泣きの入管(3)

この間、品川の入管に面会に行ったとき、面会の受付から出てきたばかりのフィリピン人の女性たちが、受付の女性職員にこんなことを聞いていた。

「あの、レフュジのビザのやり方教えてください」

「レフュジ?」

「あの子それしたら出られて仕事できるって言ってた。レフュジのやりかたです」

「はて? レフュジってなんだろう……?」

わたし(心の中で)「このおトボケさんたら!」

これはともかく、難民の事由に当てはまらないのに難民認定申請するのは、しばしば「難民申請の濫用」といわれ、あたかもけしからん外国人が難民を偽っているかのように報じられるもするが、実際にはそればかりではなく、日本の外国人の処遇に関する政策が不備であるというか、現状に即していないためだろう。

なんにせよその結果、難民認定申請者数が増大し、当の難民認定申請者たちと入管職員たちがそのとばっちりを食っているというわけだ。

品川入管