2014/11/29

増える難民、泣きの入管(5)

そして、仮放免延長期間の短縮も、おそらくこの申請者数を減らすための切ない努力に起因するものと思われる。

つまり、一カ月毎に出頭させるという面倒くささによって、不埒な難民認定申請者たちを懲らしめ、やる気を失わせ、追い払おうという計画なのである。

そして、どこにもだらしない人がいるように、申請者の中にも毎月の出頭を怠る人が出てくるはずで、それこそ入管の思う壷、法律違反で収容して強制送還というわけだ。

わたしは別に仮放免期間がひと月であることには反対はしていない。しかし、それが難民を締めつけ、申請者数を減らすための方策として用いられるとしたら、間違いでもあるし、効果のないことであると思う。

一カ月毎に出頭するだけで、日本に滞在できて、しかもその間本来してはいけない労働も見て見ぬふりをされるときては、ビザのない人にとってはしない手はないというものだ。

品川入管