2014/11/06

映画『Passage of Life』

日本とビルマを舞台にした映画『Passage of Life』のためにたびたび取材を受けている(映画についてはリンクをご覧いただきたい)。

物語は難民の家族にまつわるもので、難民認定申請や入管の問題も登場する。

それで映画の製作者たちは、こうした問題にかけては経験豊富・百戦錬磨のランバ・ラルがごときわたしにコンタクトをとってきたというわけだ。

今日、取材に来られたのは來河侑希(きたがわ・ゆうき)さん、映像ディレクターの沖田光さん、そして女優の長尾奈奈さん。

來河さんはこの映画のプロデューサーの一人だが、俳優としても関わっている。その役柄は難民を支援する日本人で、それゆえわたしのような人々から得る情報が役作りに重要となる。

もっとも來河さんは役作りという域を超えて、ビルマのこととか難民のこととかに熱中していて、もう彼がわたしになってわたしが俳優になったほうがいいのではないかと思う。

「このランバ・ラル 、戦いの中で戦いを忘れた…… 」(演技の練習中)

なんでもメイキングも作っているとのことで、沖田さんが取材風景を撮影されていた。また、長尾さんも入管の知識が必要な役柄で、やはり熱心に取り組まれていた。

この映画に関係する人はみんな真面目で謙虚で、わたしがかねてから映画産業に抱いていたイメージと異なる。『ハリウッド・バビロン』(ケネス・アンガー著)で読んだのと違う。

それはともかく來河さんが演じる役は35歳だとのこと。奇しくもアニメ版のランバ・ラルと同じ年齢だが、あの貫録で、あのヒゲで、わたしより年下だと?

撮影風景